せっかくなので、ここでも記事にしてみる。
http://bit.ly/99n2IJ「スクエニ社外取締役「FF13・FF14駄目すぎ、ゼノブレイドは面白かった」/FF13の序盤以外は未プレイだけど、なんとなくわかる。多分、ゼノブレイドって面白いし要素も揃ってる。(つづく
つづき)でも、ゼノブレイドの失敗って「プレイする価値」をユーザーに提供出来なかった所なんじゃないのかな?価値とはなんぞやと言えば、それはブランドに他ならないし、ゲームでブランドと言えば、過去の体験や楽しみの保障って感じで。(つづく
つづき)「ゼノ」シリーズにはそれなりにブランドがもちろんあったんだけど、それがWiiに移って半減、メーカーも移っちゃって更に半減、舞台やキャラも変わって更に半減という結果で、安心して付き合えるゲームではなくなっちゃったというかそんな感じで。
Togetterのまとめ
『ロロナのアトリエ』や『アルトネリコ3』なんかで3Dモデルとモーションを担当した会社の人が『ゼノブレイド』をTwitter上で批判(?)したというお話。最近、他社ソフトについて何か語る業界人増えましたね。
拙者はゼノブレイドものすごく楽しんで遊べました。記憶を消してもう1回初めからまっさらな状態で遊びたいと感じるほどに。
実際に遊んだ拙者が絶賛するのも、遊んでいない他の誰かが批判するのも自由ですので、謂れのない失敗を語られるのも別に駄目だとは思いません。
ただ、この方のいうゲームにおけるブランドが重視されるようなシリーズってことごとく斜陽な気がするんですが、それを業界人として望んでもいいのか?とは思います。各社が血眼になって行っている新規層の取り込みなくして、もはやシリーズものは売れなくなってるのが現状じゃないんですかと。
ゼノブレイドをゼノシリーズとして言うなら、前作に当たる『ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき]』の売り上げは18万本です。そして、Wiiに移って、メーカーも移って、舞台やキャラも移った、ゼノブレイドは確認できる最新のデータで14万本。半減の更に半減の更に半減という結果にはなっていないわけです。
エピソードI(44万本)→エピソードII(26万本)→エピソードIII(18万本)と、同一ハード内で既に多くのプレイヤーから「過去の体験や楽しみの保障」を見出せないと判断されてしまっていました。それが、この方曰く「プレイする価値」をごそっと削ってしまう要素が多分に絡んだ、ゼノブレイドで14万本です。シリーズ自体のブランド力が特別に落ちたとは思えません。
内容が作りこまれているだけに、メーカーの損益を考えれば14万本で成功とは言えないんでしょうけど、業界人の勝手なプレイヤー像が無価値を下すほどの失敗はまったくしていないんじゃないでしょうか。
「○○の続編だよ!」で広がっていける業界なら、シリーズもののブランドを重視することが一番になるでしょうけど、今はそんな時世じゃないよねってことです。ユーザーとしては、攻めようが守ろうが「面白い」なら受容しますけど、せめてビデオゲーム製作に携わる人間の間では、革新的なことが必要なのか保守的な展開が重要なのかある程度共通の認識を持って欲しい。
以上、ゼノサーガの続編だったら本作買っていない拙者の意見でした。
ぶっちゃけ、これに「プレイする価値」を見出せないプレイヤーはどうかしてると思います。
買わない・遊ばない理由を探して批判するくらいならWiiごと買え!ゼノブレイド。