ニンテンドー3DS
3DS体験レビュー第2回目、というかさっきの記事の続きです。
■ 電源のON/OFFについて
3DSの電源の仕様について。これまでのDSシリーズのように電源ボタンを押した瞬間に画面に映像が映るというわけではなく、ボタンを押して青いランプが点灯してから2~3秒ほど待機時間があります。その分、起動音とDSシリーズのロゴが出てくる画面は省略されているので、特に不便な感じはありません。PSPを起動して“ぱぽぴぽぴーん”と音が鳴ってからXMBの操作を受け付けるまでの時間よりは短いので、そちらに慣れている方ならなおさら問題ないかと思います。
ところで、3DSでは「いつの間に通信」という機能を売りにしています。発売日である昨日、早速それを利用したメッセージが任天堂やカプコン(スパIV3DE)から配信されましたが、それらのメッセージは本体の電源を完全に切ってしまうと受け取ることが出来ません。そんなにガンガン送られてくるわけではありませんけど、無線LAN環境が周囲にあるというユーザーさんは、待機中は電源を切るよりもスリープモードにしておくことをおすすめします。
■ バッテリーについて
拙者の体感でズバッと言っちゃいますと、“まったく遊べないわけではないけど持続時間はそれなりに短い”というのが正直なところです。拙者が購入したパッケージソフトは『nintendogs + cats』と『スーパーストリートファイターIV 3D EDITION』の2つで、どちらを遊ぶときも基本的に3Dボリュームは半分よりやや上から最大を維持して遊んでいます。音量は半分よりやや小さめ、画面輝度は省エネモードONで5段階中2段階目、インターネット接続もだいたい常時接続という環境でプレイして、持続時間は3時間ちょいくらい。正確に測ったわけではないんですけどね。
で、拙者のプレイ環境を見直すとして、どれが一番バッテリー食ってるかっていうと3Dボリュームです。これを最大付近にしておくのと最小付近(あるいはOFF)にしておくのとではけっこう違うんじゃないかと。あと、無線通信をONにしてインターネットに接続していることが多いですが、これはあまり影響がない気がします。昨日は本体をインターネットに繋いだままスリープモードにして就寝しましたが、朝起きて本体を見てみても電池マークのメモリは1つも減っていませんでしたので。ただ、「いつの間に通信」用の無線通信とスパIVのインターネット対戦で使う無線通信は消費電力が違う可能性が高いので、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも、あまり鵜呑みにはしないでください。
個人的には、3Dボリューム>3DSカメラ>画面輝度>音量>無線通信の順にバッテリー消費に影響が大きいと思ってます。本当かどうかは知りません。詳しくは
こちらの公式インタビューを参照してくだしあ。
また、バッテリーは
任天堂の公式サポートから¥2,620(税込)で購入できます。繰り返しの使用のうちに持続時間が極端に短くなったと思ったときは購入しておくといいかもです。あ、あと通常のDSソフト(3DS専用でない)を遊ぶ場合は持続時間はわりと伸びるようなので、しばらくはDSのソフトを続けて使いたいという方はそこまで心配いらないと思います。
ああっと、最後に一番大事なことを。3DSにも採用されているリチウムイオンバッテリーは基本的に継ぎ足し充電はOKなので、バッテリー残量の警告表示が出る前に充電にかけたり、充電が完璧に終わらないうちに遊んでも問題はありません。ただし、最大まで充電された状態でずっとアダプタと繋がりっぱなしにしてしまうと、逆にバッテリー容量の劣化を招きますので、必要充電時間以上に目を離す場合はくれぐれもご注意を。
■ タッチペンについて
3DS本体付属のタッチペンは、これまでのDSシリーズについていたものと違ってメタリックで重厚感のあるものになっています。しかも伸縮式です。強度的にはかなりの信頼がおけるものになっています。
が、その分本体から取り出しにくいのがタマにキズ。ボタン中心で遊ぶゲームをプレイしていて、ふとタッチペンを使いたいと思ったときになかなかスムーズに取り出せません。ペン本体と収納部分がともに丈夫な分、硬いんです。これまでのDSシリーズのように、使い方しだいで磨り減って本体からポロポロ落ちてしまうことはないかもですが……。
あと、爪が短い方(特に男性)は片手の親指でペンを伸ばすのがなかなか上手くいかないので、そこはもう諦めて両手で丁寧に扱うか、本体起動時に先に引っ張り出しておきましょう。
■ 3DSカメラについて
画素数はDSiやDSiLLに搭載されていたカメラと同じく30万画素。立体写真の撮影やARゲームズで遊ぶ分には十分ですが、実用的なカメラを期待しているとたぶん面食らうのでご注意を。DSiやDSiLLと同じ画素とはいっても3DS側の解像度が上がっているので、必要以上に画質が粗く見えてしまうのがちと残念です。まぁ、あくまでカメラを使った遊びが目的の機能ですので、本格的なオプションとしてのカメラはNGPなりスマートフォンなりに求めた方が良いかと思います。でも立体写真やARを使ったキャラクターの撮影はかなり面白いですよ!こんなのが撮れちゃいます↓
■ その他同梱物について
追加データやすれ違い通信用のセーブデータの記録に必要なSDカードは、2GBのものが本体のSDカードスロットに初めから入っています。パッケージを開封して「ない!」と焦らないように。
充電に使うACアダプタはDSiやDSiLLのものがそのまま使えます。なので、どちらかを持っている方はわざわざ3DS同梱のアダプタを使わなくても大丈夫です。また、充電は本体にアダプタを直接さしても良いですし、専用の充電台に接続してそれを使ってもOKです。
ARカードは全部で6枚入っていますが、うち5枚はマリオやリンクなどの任天堂キャラクターが描かれた特殊なものになっています。ARゲームズの「キャラクター撮影」や『nintendogs + cats』と合わせて使うことができます。
■ どうでもいいオマケ
拙者が3DSカメラを利用して作成したMiiのQRコードです。3DS本体をお持ちの方で、どんなやつでもいいから頭数だけ増やしておきたいという方は、ぜひ本体カメラで読み取って仲間に入れてやってください。
そうでない方も、ぜひ本体カメラで読み取って仲間にいれてやってくだい。仲間にいれてやってください。